溶接のおはなし



「溶接」と一口でいっても…

現在行われている溶接方法は実にたくさんあるのですが、大きく分類すれば、溶接、圧接、そしてろう接の3種類に分かれます。
まず、ガス溶接やアーク溶接などは、接合部分を溶融するか、さらに共材を溶融添加し、凝固させて接合する融接方法に分類されます。
次に圧接方法は日本刀をつくる際の鍛接方法のように、接合しようとする金属を過熱、半溶融状態にして、これを加圧して接合するものです。
そして、接合しようとする金属よりも低い温度で溶融する金属を、接合部に溶融添加して融合させずに接合するのがろう接方法で、ろう付やはんだ付などがこれに分類されます。

溶接のはじまりと歩み

人類が最初に発見した溶接方法は、その金属が加熱状態であろうとなかろうと、ハンマーでたたいて二つの金属を接合しようとした鍛接のようです。
四大文明の頃から現在まで、金属を継ぐ最も基本的な方法として、長い歴史を持っています。
はんだ付やろう付の歴史も古く、旧約聖書の中に金属細工の記述があることから、ローマ時代の溶接方法として、すでに一般的だったともいわれています。
溶接技術が急速に進歩したのは産業革命以後で、溶接用の新しい燃料や熱源を発明することにより、現代溶接の基本となったさまざまな溶接方法(アーク溶接・電気抵抗溶接・ガス溶接・テルミット溶接など)が19世紀の終わりから20世紀初頭にかけて、次々と誕生しました。

日本溶接ものがたり

日本における溶接の歴史についてみてみましょう。
その技術は青銅時代の訪れとともに大陸から渡ってきました。弥生時代の中期頃です。
導入期における溶接は鍛造の補修技術である鋳掛けにみられます。
銅たくや奈良の大仏がその技術の確かさを語っています。
一方、日本で独自の技法を確立した日本刀は鍛接技術の粋を集めたものであり、まさに溶接の芸術といえるかも知れません。
近代における日本の溶接の夜明けは日露戦争後の1907(明治40)年。 この年から、新しい工業的な溶接方法が次々と日本に技術導入され始めました。
当時のエピソードとして、博覧会で実演を行っていたところ、天皇陛下が御幸されることが決まり、実演者は何とフロックコート(礼服)を着用して作業を行ったということです。
※「溶接のおはなし」(手塚敬三著・(財)日本規格協会発行)より


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